監視カメラによる交通違反の取締り

バンドン市で、監視カメラを使った交通違反の取締りが実施されたようだ。約1週間で6万3000人以上が摘発され、違反切符を送付したらしい。四輪車、二輪車が対象で、シートベルト未着用・スピード違反・運転中の携帯電話使用・ヘルメットの未着用などの違反を取り締まったとある。

中でも注目したいのは、スピード違反の検挙である。インドネシアでは、”ネズミ捕り”などによる取締りが無く、特に高速道路では大幅に速度超過した車両が大事故を起こしている。以前、警察官に聞いた所、スピード違反を取り締まる機器が無いとの事だった。確かに、パトカーを覗いてもそれらしい機器は装備されていなかった。

インドネシアの国民性は、良い車だからスピードが出る。という事で、他車に自慢すべく優越感を味わうために、身の程知らず(技術的に)のスピードを出しているようだ。直前に割り込む追い越しや、車間距離を取らない運転モラルには、いつもヒヤヒヤしている。交通標識を見ていない、守っていない、理解していないと思われる運転も、度々目にしている。

運転モラルの向上の為にも、監視カメラによる取り締まりをドンドンやって欲しいと思っている。路上で警察官に違反を指摘されても、お目こぼしが多いので、モラルの向上には程遠いのだから。