物価高を妻の行動で確信した

 コロナやウクライナ戦争の影響で、世界中の物価高騰が発生しており、インドネシアでも10~20%も食料品や日用品の価格が値上がりした。日本国内のような一斉値上げの時期は無く、個々のメーカーが徐々に値上げをしているようだ。

 

 個々の商品を以前の価格と比較する事はしていないが、一回のスーパーでの買出しで支払う金額が、1年前と比べて20%以上多くなっている事に気がついた。週に1回の買出し商品の内容は余り大きく変わらないので、高騰している事は間違いないと思う。

 

 物価高は、妻の行動の変化でも実感している。友人達(おばさん仲間)との食事会やお茶会(カフェ)の回数が減って、自宅で井戸端会議が開かれるようになった。また、友人達の顔ぶれも変わったように思う。何人かのメンバーが最近見えないので、妻に聞くと、旦那の会社が倒産したとか、解雇されたとか。生活に余裕がなくなったのだろうか。メンバーから外れて行ったらしい。妻も我が家の経済状態を考えてか、富裕層のグーループの集まりには参加していないようだ。自宅で、宅配の食事や飲み物を注文して、節約している。

 

 元々、インドネシア人は見栄っ張りな人が多く、自分の経済状況以上の背伸びをした生活をしている人達が多い。景色や飲み物を楽しむ訳でもなく、インスタ映えする店を探してあちこちへ出かける。月、週の頻度が多いので、費用も馬鹿にならないと思っていたが、さすがに物価高で生活が苦しくなり、節約を考えているのだろう。

 真の友とは、お金をかけない娯楽とは、生活水準を考えた質素な生活とは、等と考えるのは、日本人の私だけである。