熱しやすく冷めにくいインドネシア人

 私の妻(インドネシア人)を含めて、インドネシア人は感情の起伏が激しく、ちょっとした事でハイテンションになり、かん高いキンキン声で話す人が多い。インドネシア語の発音は、単語の途中にHやNGなどが含まれていて、歯切れ良く息を吐き出しながら発生する必要があるのだが、それにしても異常なほどのかん高さでイライラしてしまう。

 電話での会話も、声を張り上げて怒鳴っているように聞こえる。偶に妻からの電話を受けると、叫び声に閉口してしまう。だから、インドネシア人はひそひそ話し、内緒話しが出来ない。電話や井戸端会議の会話で、家中の出来事が周辺の人たちに知れ渡ってしまうのだ。日本人からすると、プライバシーもなく、物騒な事なのだが、気にかけている人はいない。

 歳をとり、聴力が衰えてくると、キンキン声が耳障りで仕方が無い。あわててその場を抜け出している。