化粧品の販売員

ショッピング・モールやデパートは、入り口近くに化粧品売場がある。日本のデパートなどの化粧品売場を見る限り、販売員の女性は普通以上の美形と認識している。化粧品を売るのだから、美しくなれますよとアピールする必要があり、当然だと思っていた。

しかし、インドネシアの化粧品売場の販売員女性にビックリする事が度々ある。なんと「口髭」が生えているのだ。付け睫毛をし、鮮やかな口紅を差した美形の女性の口元に、口髭が生えているのを見るとビックリ驚き、ショックを受ける。上唇の左右両端から中央に向かって1~2センチの長さに、5ミリ位の黒々とした髭が生えている。産毛では無く、ハッキリとした髭だ。化粧品売場を覗くと、1人や2人は目撃する。

化粧品の販売員が、髭の処理をしないで、明らかに不細工な格好で対応している事が理解できないでいる。日本人の私だけが感じているのだろうか。そういえば、私の妻(インドネシア人)も他の客も気にしている素振りがない。しかし、私はどうしても「口髭」の生えた販売員は受け入れ難い。剃ればもっと美形になるのにと思っている。妻は、剃れば髭はどんどん濃くなると考えている。今では、剃らなくても処理する方法はいくらでもあると思うのだが・・・・。

インドネシ人を見ていると、男女共に「毛」に対する思い入れというか、考え方、迷信、があるようだ。顔や首筋にある黒子に生える「毛」が、数センチ伸びても切らない。鼻毛が伸び放題の人も時々見かける。不潔だとかだらしないと言う人はいない。

国民性の違いなのか、文化の違いなのか、良く解らないが、兎も角化粧品売り場の女性には、髭を処理してもっと美人になって欲しい。もっと、モールへ出かけるのが楽しくなるだろうから。