主婦の間にアリサン（懇親会）という行事がある。
大体同じ生活レベルの主婦10名から15名で構成され、毎月1回昼食をとりながらゴシップや自慢話をして2時間位を過ごすのである。参加者は、毎月一定の決められた会費（積立金）を支払う。参加するグループの生活レベルによって、会費は50万ルピア～数百万ルピアに設定されている。毎月集められた会費は、くじ引きをして順次会員に還元される。期間内に1回しか還元されないので、早いか遅いかの違いだけである。還元された会員は、当日の昼食代を全額支払う。アリサンの期間は、1年程度とし、会員になると毎月の昼食会に参加しなくても期間内は会費を支払う。
我が女房殿は、月額会費250万ルピア、会員12名の会に入っている。1年間で1順するように、12名を集めた様だ。従って、250万ルピア X 12人 ＝3,000万ルピアが一度に受け取れるのだ。貯蓄が下手なインドネシア人にとっては、趣味と実益を備えた貯蓄法かもしれない。しかし、我家の場合、問題は毎月の会費の出どころである。生活費から出せないという事で、私の財布から出て行くが、賞金を受領しても私に還元された事はない。結果的には、妻のヘソクリになってしまう。
