ワクチン接種

 ワクチン接種をしたいと思ったが、スマートフォンの操作に不慣れな私には、情報収集や予約の手順などを調べる事が出来なかった。ワクチン不足もあって、接種計画もハッキリしない。中国製ワクチンの接種を基本にしているので、ファイザーなどの世界的に採用されているワクチンの輸入量が限られている。そのような条件下、日本大使館が在留邦人の為にアストラゼネカワクチンの接種会場を準備してくれた。そのワクチン接種の体験記である。

 

1.大使館が事前に接種の希望者を募り、100人/日で5日間の接種期間を設定した。13  時~14時30分で100人の接種予定。

2.接種予約、申請書類などは、和訳された書類を配布してくれたり、手順などを詳しく教示してくれた。接種会場へのアクセス、会場内での接種の流れなども、写真付きの資料で詳しく教えてくれた。

3.接種当日

 1)予約時間丁度に接種会場に入る。警備員から受付番号を貰って、屋外の待機場所    で待機。私の受付番号は23番だった。さすが時間厳守の日本人、既に22人の人が来ている。

 2)待つこと20分、予約時間を20分遅れて、10人程が呼ばれて室内の接種会場へ入った。その後5分おきに5人程が入場し、私も予約時間から30分遅れて入場した。

 3)屋内に入ると、自分で血圧と体温を測る。全自動の計測器があり、腕を入れるだけで印字された計測結果が出て来る。(所要時間5分)

 4)計測結果と予診票、接種証明書を窓口に提出し、記載事項の確認と本人確認をされる。(所要時間5分)

 5)接種する看護師は2人。それぞれの看護師の前に縦に5人づつ、計10人が座って待つ。今時点で、看護師がワクチンを注射器に入れていた。(所要時間5分)

 6)医師が、アストラゼネカのワクチンを使用する事、接種のリスク等を5分程説明し、接種に同意するものを挙手させて確認。(所要時間5分)

 7)看護師が機械的に接種をする。(所要時間2分)

 8)屋外で事後観察のため待機。ワクチン接種証明書を受け取って終了。(所要時間15分)

4.副反応

  接種当日は、異変ナシ。

  翌日になって、腕の注射箇所がズキズキ痛む。じっとしていれば痛みはないが、腕を動かすと痛い。体がだるく、1日ゴロゴロと寝ていた。

  翌々日も薄らいだものの、腕が痛い。倦怠感は無くなった。

  3日目は、腕の痛みが少し残っているが、ほぼ正常に戻った。

5.ワクチンパスポート

  接種翌日、事前に登録していたアプリにワクチンパスポートが送付されていた。インドネシア政府にしては、素早い対応である。感謝!

 

 将来、どの国でも認証されると思われる、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのいずれかのワクチン接種を考えていた。2回目接種の確実性も心配だった。大使館の尽力により、希望通りに接種が出来て喜んでいる。