コロナ肺炎の爆発的な増加

年末から感染者が急増し、最近では1日の感染者が全国で1万人を突破、ジャカルタで3千人に迫る勢いである。元々、衛生観念の低いインドネシアで、感染予防をしながらの経済活動を再開するという方策が間違いであろう。

最近では、街中の人達もマスクを着用していない者が多い。着用していても、顎の下にずらしていて、何の効果も無い状態である。そもそも、法令で着用を義務付けられて、罰金怖さの為に着用していた者が大半で、取り締まりが形骸化した今では、富裕層や日本人を除いて真剣に予防しようとする者はいない。また、これ程感染が長期化すると、マスク代や消毒液代に回すお金の無い貧困者も多いのではないだろうか。感染が始まった当初は、政府が大々的に予防策の必要性を広報し、マスクなどの配布を行っていたが、それらもじり貧で、マスク着用の看板だけになってしまった。

爆発的な感染は、中流以下の貧困層で発生しているように見える。高級モールでは体温検査、マスク着用、消毒などが徹底しているが、ローカル市場や一般のモールでは、何も対策を講じていない所が多い。航空機、列車などの利用客にPCR検査を義務付けて、陰性証明書の提示を求めているが、元々これらの利用客は中流以上の富裕層の人達なので、予防をしており陽性者は殆どいないのではないか。感染拡大の予防策は、貧困層に重点的に行うべきなのだが。

私は、マスク着用、手洗い・消毒、他人との接触低減で、感染は最小限に抑えられると思っている。コロナ肺炎が発生した当初に戻り、感染予防策を見直したい。私は、外出時にはアルコール消毒液を所持し、絶えず手指の消毒をしている。モール、レストラン、商店などで消毒液が目に留まったら、必ず消毒をする。スーパーのトロリーも取っての部分を消毒してから使用する。マスクは、布製の日本製マスクを使用している。帰宅後は、直ちに手洗い又はシャワーを浴びる。衣類は、帰宅後着替え、一度着たら洗濯する。宅急便などは、包装を解く前に、アルコール消毒をする。

これらを実行する事で、今の所、私を含めた家族に感染者はいない。